コロンビア

コロンビアの豆は、甘み苦みと酸味のバランスが良く、
クセが少なくスッキリとした味わいが特徴です。           
強すぎないコクがあり、とても飲みやすいコーヒーです。
深く焙煎していくと独特の苦みとコクが増してきます。

コロンビアは豊かな気候と多様性に満ちた地形で、
様々豆を栽培しています。
日本の3倍ほどの面積のコロンビア。
コーヒー豆の生産は世界第三位です。
北部・中部・南部地方と三つの山脈に沿って産地があり、
北から南に広がっているのでそれぞれに特徴が違う豆が収穫できます。
コロンビアコーヒー収穫は、北から南のそれぞれの地域で雨季と乾季がずれるため、
年間を通じて収穫でき、
コロンビアにおいてコーヒーは国の経済の大きな柱となっています。

一口にコロンビアと言っても、産地別で味わいが違います。
更に好きなコロンビアの豆を見つけるのも楽しいのでは。

【産地】

北 部
マグダレナ、ノルテ・デ・サンタンデール、サンタンデール、カサナレ地区、
1000m~1300mのやや低めの標高で栽培。
比較的気温が高く日照時間が長めとなるため、高低差で段階分けされた日陰で守る。
収穫時期は10月~2月。
中 部
アンティオキア、カルダス、リラサルダ、クンディナマルカ、キンディオ、トリマ、バジェ・デル・カウカ、メタ地区。
1300m~1700mで栽培。1年を通して雨季と乾季が散在して起こるので、
年間を通して新鮮な収穫が可能。
収穫時期がメインは9月~12月、第二期は4月~6月。
南 部
ウイラ、カウカ、カケタ、ナリーニョ地区。
標高は1800mを超え、気温が低い土地。
収穫時期は1月~6月。

【格付け】

コロンビアでは、産地・豆のサイズ・外部組織による様々な観点からコーヒーの評価を行っています。

【サイズ分類(コロンビア国内統一の規格)】

スプレモ・スクリーン18
スクリーンサイズ(ふるい網)18で保持された生豆に、スクリーン14で保持された豆を5%許容したコーヒー生豆。

スプレモ・スクリーン17
スクリーンサイズ17で保持した生豆で、スクリーン14で保持された豆を5%許容した生豆。

エクストラ・スクリーン16
スクリーン16で保持された生豆で、スクリーン14で保持された生豆を5%許容したコーヒー生豆。

ヨーロッパ・スクリーン15
スクリーン15で保持された生豆で、スクリーン12で保持された豆を
5%~10%許容したコーヒー生豆。

UGQ-スクリーン14
スクリーン14で保持された生豆で、スクリーン12で保持された豆を
1.5%~5%許容したコーヒー生豆。

カラコル(ピーベリー)
大、中、小のカタツムリ型の丸いコーヒー豆で、平たい豆を10%許容したコーヒー生豆。

【コロンビアのコーヒー産地文化的景観】

コロンビアのコーヒー産地の景観が2011年にユネスコの世界文化遺産として登録されています。
登録地域は4つの県と47の地区で形成されています。
山間部で栽培に困難な地形の土地でのコーヒー栽培や、山の斜面でのコーヒー栽培など、
非常に厳しい環境にも関わらず、適応した農法が開発され、
生産性、維持可能性、景観の美しさを兼ね備えた地域であり、
何世代にもわたる農家の方々の努力でここまで切り開かれてこられたことも含めて、評価されたとのことです。